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2023年10月23日
歯ぎしりの意外な原因とは?
就寝時の歯ぎしりはギリギリと耳ざわりな音がしますが、このときの噛みしめる力は50~100kgを超えるといわれています。食事の時の咬む力は数kgから30kg程度ですから、いかに異常な力であるかがわかります。睡眠中は無意識で抑制が効かないためですが、上下の歯が過剰な力でこすれ合うため歯が削れたり、破砕したりひびが入ったりするだけでなく歯肉への負担から歯周病を引き起こしたり、顎関節症の発症にもつながります。さらには頭痛、肩こり、腰痛、めまいなどを招くケースもあり、周囲の人も迷惑ですが、本人が一番たいへんな被害を被っているといえそうです。
歯ぎしりの原因はさまざまに考えられていますが、不正咬合など噛み合わせが悪い場合のほか、精神的なストレスといわれています。噛みしめる行為にはストレスを緩和する効果があるとされており、脳が感じたストレスを歯ぎしりや噛みしめによって解消しようとしているのではないかということです。