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2023年10月4日

SDGsは「危機的状況」で各国が緊急行動を確認 国連首脳級会合が政治宣言採択

国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に関する首脳級会合が米東部時間の18、19日の2日間、ニューヨークで開かれた。会合には約100カ国の首脳級が参加。18日には新型コロナウイルス感染症の世界的流行や顕著な気候変動の影響などにより2030年までの目標達成は「危機的状況」で、各国が緊急行動することなどを確認する政治宣言を採択した。

SDGsは2015年の「国連持続可能な開発サミット」で採択され、貧困と飢餓の撲滅、気候変動対策、質の高い教育の普及、ジェンダー平等など17分野169項目の目標を定めている。目標達成までの進捗(しんちょく)状況を検証する首脳級会合は4年ぶりで、今年は2030年の達成期限に向けた中間点の時期に当たる。政治宣言に法的拘束力はないが、国連に加盟する193カ国が危機感を共有した形だ。グテーレス国連事務総長は会合の冒頭「目標の15%しか達成できていない」と厳しい現状を訴え、岸田文雄首相が19日(日本時間20日午前)に各国の連帯を求める演説をした。

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